【子どもとスマホ】ルール決めの完全ガイド!親子で安心対策

子どもにスマホを持たせたいけれど、いろんなことが心配…。
ルールはどうしたらいいのかな?

お子さんのスマホデビューを機会に、親子で時間や場所のルールを決めましょう!

スマホは便利だけれど、子どもがどのように使うか心配になることもありますよね。

今回は、子どもがスマホを安全に利用するために必要なルール作りについて考えていきましょう。

スマホから得られる情報の量と質をコントロールするためにも、ルールを設けることは必要です。

私も実際に初めて子どもにスマホを持たせることになった時、長時間の使い過ぎやネットの危険性が心配でした…。

親子で一緒にルールを考えながら、子ども自身がスマホの使い方を理解できるようにしていきましょう。

この記事では、子どもにスマホを持たせることを考えている方に向けて、ルール設定の方法や具体的なスマホルールの例について解説しています。

ぜひ参考にしてくださいね。

この記事を読んでわかること
  • スマホ利用のルール作りの重要性
  • 具体的なルール設定の方法
  • 親子での話し合いの進め方
目次

子どものスマホ利用【基本ルール】

スマホは上手に使えばとても便利なもので、今までできなかったことができるようになる面もたくさんあります。

しかし、いろんなリスクも持ち合わせていますね。

初めのうちは、ある程度のルールを設けて、良くない使い方や危険を避ける方法を教えてあげましょう。

具体的に必要なルールについて順に解説します。

スマホの使用時間と場所を決めよう

子どもがスマホを使う際には、まず「使用時間」「使用する場所」をしっかりと決めることが大切です。

親子で話し合って設定しましょう。

スマホの使用時間ルール例
  • 平日は学校の宿題が終わった後の1時間だけ
  • 休日は午前中の2時間

このように、具体的な時間を決めてあげると子どもにも分かりやすく、実践しやすくなりますよ。

平日は短め、週末は長めなど、曜日ごとに異なるルールを設定するのも一案です。

実際のところ、平日は放課後の習い事や宿題などがあると、スマホを何時間も使う暇はありませんよね。

習い事や勉強、家のお手伝いなど、他のことに支障が出ないよう、その子にあったスマホ時間を考えてあげましょう。

また、使用場所もリビングルームなどの共有スペースに限定することで、子どもがスマホを使う様子をを自然に見守ることができます。

これで、子どもが安全にスマホを楽しむことができ、親も安心して見守ることができます。

IDとパスワードの管理方法

IDとパスワードの管理は、子どもがスマホを安全に利用するための基本です。

まず、親子で一緒にセキュリティが向上する「安全なパスワード」を作成しましょう。

パスワードの管理方法【基本】
  • 誕生日や簡単な単語を避け、アルファベットや数字を組み合わせたものにする
  • 定期的に変更する
  • IDやパスワードを安全な場所に保存する

IDとパスワードは基本的に保護者が管理し、子どもがどのアプリやサービスにログインしているかを把握したり、困った時にサポートできる体制を整えておくと安心です。

これらのルールを親子で話し合い、ゆくゆくは子どもが自分で管理できるように、少しずつ指導していくことが大切ですね。

使用するアプリは親子で選択しよう

使用するアプリの選択も、子どものスマホ利用において重要なポイントとなります。

まず、利用するアプリの内容を保護者が理解し、年齢に適したものを選んであげましょう。

例えば、学習ゲームなど教育系アプリやお絵描きアプリなどクリエイティブな活動を促すものは、楽しみながらゲーム感覚で子どもの興味や能力を伸ばしてくれるでしょう。

一方で、暴力的な内容や過度な課金要素を含むアプリは避けるべきです。

子どもが好きなゲームアプリの中には、課金をしないと強いアイテムが使えないなど、課金無しでは楽しめないものもあるので注意しましょう!

我が家では、新しいアプリのインストールに保護者の承認が必要な設定にしています。

食事中や勉強中はスマホ使用禁止!

「食事中や勉強中は、スマホを使用しない」ように習慣づけをしてあげることも大切です。

例えば、LINEの通知が四六時中「ピコーン!」と鳴ってしまうような環境では、勉強に集中するのは難しくなります。

食事中も同じように、スマホが手元にあるだけで、常にそちらに意識を取られてしまっているのですね。

そのため、親子でルールを決め、食事や勉強の時間を大切にするようにしましょう。

大人も食事中はスマホの使用を最小限にして、家族の時間を楽しむようにできると良いですね!

また、ルールを守ることは、自己管理能力の向上にもつながります。

将来的にスマホとの付き合い方を上手に調整する力を育むことができますよ。

ながらスマホの危険性を理解する

「歩きながら」「自転車に乗りながら」などのながらスマホは非常に危険です。

特に子どもは大人と比べて注意力が散漫になりがちなので、転んだり交通事故にあってしまうリスクがあります。

そのため、歩行中や自転車に乗っている時はスマホを使用しない、というルールは必ず設けましょう。

課金前に必ず親に相談すること

課金が必要なアプリやゲームは楽しいですが、子どもが「課金」する場合は保護者に相談した方が良いでしょう。

無料と思っていたアプリが実は有料コンテンツを含んでいることもあります。

子どもが誤って課金してしまうことを避けるために、保護者が事前にアプリの内容を確認し、必要に応じてペアレンタルコントロールを設定する方法もあります。

また、子どもに対しては、課金の意味やお金の価値についても説明し、課金をする前に必ず保護者に相談するよう、ルールを設けましょう。

子どもが意図せずうっかり課金をしてしまわないよう、支払い情報の入力は保護者がその都度行うようにしましょう!
アカウントや端末への保存はおすすめしません。

個人情報の投稿を避ける理由

インターネット上に一度投稿された情報は、完全に削除することが難しく、長期間にわたって残る可能性があります。

そのため、名前や住所、学校名などの個人情報をネットやSNS上に投稿することは危険です。

子どものプライバシーが侵害され、悪意のある第三者による不正利用や、犯罪に巻き込まれるリスクもあります。

親子で話し合って、投稿しても良い情報、ダメな情報を区別できるように教えてあげましょう。

投稿して良い内容かどうか迷った時は、保護者に相談できると良いですね。

悪口や噂話の投稿をしない

LINEなどのコミュニケーションツールを使う際、人の悪口や直接聞いたのではない噂話を投稿しないことも非常に重要です。

これらの行為はいじめやトラブルの原因になりかねません。

特にSNSでは、言葉が一人歩きしやすく、本人の意図とは異なる形で受け取られることもあります。

子どもたちには、言葉の持つ力を理解し、他人を傷つけないよう心がけることを教えてあげたいものですね。

知らない人との連絡は避ける

知らない人とオンラインを通じて繋がってしまうのは、まだ世間に疎い子どもには危険です。

子どもに対して、知らない人からの連絡には返信しないように伝えましょう。

知らない番号からの電話にも、出ないように注意しましょう!

ネットの危険から守るフィルタリング

フィルタリングとは、危険のあるウェブサイトや不適切なコンテンツへのアクセスを制限することです。

例えば、スマホの設定でフィルタリングを有効にすれば、成人向けサイトや暴力的なコンテンツを自動的にブロックできます。

また、アプリを通じてフィルタリングを設定することも可能です。

親に相談しやすい環境作りのポイント

何かトラブルがあったとき子どもが相談しやすいよう、普段から保護者と気軽に話せる雰囲気が大切です。

そして日常の中で自然に、スマホの使い方や新しいアプリについて話すようにしましょう。

そのために、親自身がスマホの「ルール」や「リスク」を理解し、保護者から一方的に強制や制限をするのでなく、子どものためになる理由を伝えて、子どもの考えも聞いてあげられると良いですね。

親子で作るスマホルールリスト

次に、親子で話し合いながらスマホの使用に関する独自のルールを作成する方法を紹介します。

ルールの作り方【例】

まずはこれまでの項目をまとめた下記のリスト例から、ご自分のお子さんに必要なルールの項目を選んでみましょう。

スマホルール例【小学生高学年~】
  • スマホを使う時間は朝〇時から夜〇時まで、1日〇時間まで
  • 使う場所はリビングルームに限る
  • IDやパスワードは保護者が決めて管理する
  • アプリはスマホに入っているものだけを使う。新しいアプリを入れたいときは保護者に相談する
  • 勉強中・食事中はスマホを使わない
  • 歩いている時、自転車に乗るときはスマホを絶対に使わない
  • お金を使いたい時は保護者に相談する
  • 自分や家族、友達の名前や住所、居場所がわかる内容の書き込みや写真を投稿しない
  • 人の悪口や、人から聞いたうわさ話を投稿しない
  • 合ったことのない知らない人と連絡先を交換したり、電話やLINE、メールをしない
  • 困ったことがあったらすぐに保護者に相談する

こちらのルールは小学生高学年くらいの子どもを想定した例です。

中学生になっても、セキュリティ関係の制限などは基本そのままで良いものが多いですが、使用時間と使用場所のルールは年齢や使用目的に応じて見直していくと良いでしょう。

中学生以上の追加ルール例
  • 調べものや部活の打ち合わせ等で使う場合は、必要に応じて使用時間を増やす
  • 使用時間を守るという条件で、自室での使用もOKにする

簡単ルール作り【テンプレート】

手書きで紙に書いて貼るのは効果的ですが、手間がかかりますね。

もっと手軽に作りたい場合は、ネット上で必要項目を入力して、簡単にルールリストを作るツール親子で作るスマホルールリスト【Y!mobile】もあります。

ぜひ試してみてくださいね。

子どもがルールを守らない時の対処法は?

ルールを作ったはいいけれど、守ってくれないとき、どう対処していいかわからず悩みますね。

かといって何も対処せず放置しておくと、ルールを守らないことを認めることになってしまい、いつの間にか親子でお互いに「守らなくてもいいんだ」という感覚に陥ってしまうかもしれません。

「約束の時間過ぎてるよー!」と言っても、夢中になっているとなかなか終わりにできず、しまいにはつい怒ってしまいます。

ルールを確実に守れるようにするためにおススメの対処法は、子どものスマホに管理機能を設定して、使用時間やアプリの機能に制限をかけてから使わせることです。

私は親子でAndroidスマホを使い、Googleのファミリーリンクというアプリを活用しています。

Googleファミリーリンクでできること
  • 1日の使用時間と休息時間を曜日ごとに設定できる
  • アプリごとに使用時間の上限を設定できる
  • それぞれのアプリを使った時間を把握できる
  • 不適切なアプリをブロックできる
  • 新しいアプリのインストールに保護者の承認が必要
  • アクセスできるコンテンツを制限する
  • 子どもの位置情報で居場所を把握できる
  • 子どもの端末の電池残量も確認できる
  • 子どものアカウント管理

このアプリで設定しておくと、上限時間になったら強制的にアプリをシャットダウンしてくれます。

保護者の承認があれば時間を延長できますが、ルールを守って使ってほしいなら、むやみに延長しないようにした方がいいですね。

アプリが自動的に停止してくれると、案外子どもはすんなりと終わりにできることが多いようです。
ぜひ試してみてくださいね。

まとめ:親子で安心のスマホルールを作ろう

今回は、子どもとスマホの使い方に悩む親御さんに向けて、スマホ利用の基本ルールについて、筆者の経験を交えながらお話してきました。

子どもがスマホを持つようになると、親としては心配が増えるものです。

しかし、適切なルールを設定することで、安心して子どもにスマホを持たせることができます。

この機会に、家庭でのスマホルールを見直してみてはいかがでしょうか。

ポイント!
  • スマホを使う時間と場所のルールを決めよう
  • 安全・安心のためのルールを確認しよう
  • 使って良いアプリや、課金の約束事を決めておこう
  • セキュリティ対策は保護者が管理してあげるのがおススメ

親御さんのサポートが子どもの安全なスマホ利用を支えます。

家族で話し合って、具体的なルールを決めることから始めてください。

親子で楽しいスマホライフを築いていきましょう。

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